2017/11/24
「人間暇になると、ロクなこと考えないね。」
こんな言い回しがありますね。これ、本当に真理だなぁと思います。うつっぽい時って、時間があって暇なことが多いです。専業主婦の方なんかは、そうなってしまう可能性も高いですね。
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専業主婦がなぜ鬱になる?
専業主婦なら誰でも鬱になるわけではありません。本人の性格、考え方にも大きく左右されます。が、確かに専業主婦と言う立場は、鬱になりやすいと言えます。
大きな理由は、時間があるということ。もっと言うと、一人で過ごす時間が長いということです。
一人でいる時間が長いと、会話の機会が減ります。一人で考える時間が多くなり、段々と不安になってきます。家事をしたり、買い物をしたりしても、それでも時間は余るでしょう。(もちろんケースバイケースですが)
定期的に友達とおしゃべりして発散できる方や、何か趣味や習い事などで人に会う機会があれば良いのですが、皆が皆そういうわけではないし、人知れず孤独を感じる方もいるかと思います。
一人の時間が多くても…
ただ、人と会う機会が少ないからと言って、これまた皆が鬱になるわけではありません。
例えば研究者や職人さんなどは、黙々と一人で作業することが多いです。農家の方なんかもそうですね。一人の時間が多く、人と接する機会が少ないからと言って、イコール鬱にはなりません。
では、何が違うのか。
これは、2つあって、1つは没頭する時間があるということ。もう1つが社会参加です。
没頭する時間と社会参加
何かに夢中になって、気づいたらもうこんな時間!?ということは誰しもあるかと思います。先に上げた職業の方は、その仕事に没頭する時間が長いと考えられます。
そして、研究発表、ものづくり、米や野菜づくりなど、何かしらの成果があり、誰かの役に立ちます。
専業主婦の方の場合、ここを感じにくいので、鬱になりやすいと言えます。
家事や育児、その他生活全般のことに没頭できる…というかせざるを得ない場合、鬱にはなりにくい。(忙しさから来るストレスはあるでしょうが)
また、主婦の仕事は成果が見えづらい。いや、部屋が綺麗になったとかそういう成果はあるでしょうが、それが報酬には結びつかない。
分かりやすく言えば、お金にならない。
お金にならないからダメだと言っているわけではなくて、お金のように分かりやすい形が無いから辛いんです。社会の役に立つ実感を得にくいです。
確実に一番身近な人の役には立っているのですが…
鬱にならないために
一人の時間が多いと、まずはそれだけでリスクになります。もちろん個人差はありますが、一人の時間に不安になる場合は、誰かしら人がいる場所を探した方がいいですね。
それが難しい場合、一人で考える時間を減らし、考えることを変える。
漠然とした、将来どうなるか?とかそういう不安を感じて色々考えてしまうなら、何か手を動かすのがおすすめ。まずは家事を丁寧にやるとかでもいいし、料理に凝ってみるとか、もしくは自分が興味のあることをやる。
いきなりやるのが難しければ調べる。本を読む。
とにかく、何かを能動的にやるのが、鬱にならない方法。
でも、何かを能動的にやれないのが鬱と言われれば確かにそうなんですが…
治療が必要な場合は治療が最優先ですが、そこまでじゃない場合は、まず何かを能動的にひとつ始めてみることで、鬱を感じにくくなってきます。